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コールドケース2 第2話 「軍需工場」

Posted by くまぷー(海外ドラマ) on 10.2006 コールドケース 5 comments 0 trackback
リリーの友人で記者のデイナが、第二次大戦中の女性たちについて記事を書こうとしていて、自分の大叔母の死について疑問を抱き、リリーに再捜査を依頼してきた。
デイナの大叔母アリス・ミラーは1943年、夫が出征中に軍需工場で戦闘機の組み立てに従事していたが、工場で転落死していた。当時は事故死として扱われていたが、しかし工場長の証言に不自然な点が見られたため、リリーは再捜査してみることに。
酒飲みの工場長はすでに亡くなっていた。だがアリスの夫ネルソンによると、事件の夜、自分たちは飲まないのに家にウィスキーグラスが2つ置いてあったのだという。ネルソンは、「アリスは働くのを嫌がったのに自分が勧めた」と悔やんでいた。

ミラー家のお向かいに住む友人のドッティは、工場長の秘書をしていたが、アリスは工場長の物資の横流しを告発しようとしていたと語る。ドッティは当時止めたのだが、工場長の息子バディはアリスが直談判したのを目撃していた。
アリスは横流しを黙っているのと引換えに、「アイバン」について工場長に何かたのみごとをしていたらしい。
リリーは、ネルソンも知らない「アイバン」の存在をアリスの日記の中に発見するが・・・・

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今回は60年前。
いつもは箱に入って封印されている証拠物件も、今回は捜査資料が何枚かだけ。人々の記憶と証言だけが頼みの綱という、なかなか大変な作業だ。
アメリカだと殺人に時効がないために、再捜査して逮捕するのが可能なのだが、きっと実際にこういう事件の報道を見たら、「今更ほじくりかえすこともあるまいに」とか思ってしまうかもしれない・・・加害者のネルソンがあまりにお年寄りだから。
当時25歳だったとしても86歳だ。裁判で有罪が下されたとしても、実際に服役させたりましてや死刑を執行したりするのは、裁く側にとっても抵抗があるだろうなと思う。
それでも、ネルソンは罪が明らかになってよかった。きっとそのまま罪を抱いて神に召されることは、彼自身耐えられなかっただろうから。

「戦争がすべてを変えてしまった」
ドッティの言葉だが、果たしてそうだろうか。
戦争は破綻の時計を早回しにしたかもしれないが、遅かれ早かれ、アリスはネルソンと歩む人生に疑問を抱いていたのではないか、そんな気がする。
ネルソンは「女というのはそういうもの」と思っていて、アリス個人の内側を決して理解しようとしていなかった。そういう時代だったから、かもしれないが。
元々アリスは内なる「We can do it!」の声に目覚めていたように思う。それに火をつけたのがネルソンだったというところが皮肉だ。
しかし、戦後60年たったというのに、男女間の家庭と労働に関する意識って、実はそんなに変わってないような気が・・・・女性が家にとか外にとか、永遠の命題なのかなぁ。

ドッティの報われない立場はあまりに悲しい。
ずっとお座敷犬を飼って独りぼっちで、お向かいのネルソンにずっと片思いだなんて。
そのドッティにスコッティが「彼はあんたを選ばない」と引導を渡した・・・・情け容赦のない言葉の凶器を雨あられと投げつけるのは、スコッティの得意技だ。
尋問の時って、相手が傷つくとわかってることをわざと言うもんなぁ。エリッサ関係のイライラをお年寄りにぶつけるのはよそうね・・・。

それにしても、アメリカのお年よりは元気だ。前にラスベガスに行った時に、今回出てきたような80代を超えたようなおばあちゃんたちのはつらつぶりに圧倒された。
彼女らは、ポテトのLLサイズとドカンサイズのドリンクを抱えて、表情も変えずにバクバク食べながら次々にコインを投入していたのだった。いやほんと、日本が戦争に勝てないわけだわと・・・・
リリーがダンスホールになぜボスを連れて行くんだ?と思ったら、おばあちゃんたちへ捧げる「いい男」の生贄だったわけだ。ウィンクなんかされちゃってドギマギなスティルマンには笑ってしまった。
脇チェックしていても、高齢俳優さんたちの元気ぶりには感心させられる。層が厚いし、活躍の場もあるし。アメリカの底力は昔も今も彼女らが支えてきたんだなと感じさせられる。

ヴェラはなんだかんだいって、結婚記念日にちゃんと家に帰ってるようだ。ぬるい夫婦関係の内幕が明らかになることはあるのだろうか。
ジェフリーズは、スコッティとの賭けに勝って、ちゃんと20ドルもらってるところに笑ってしまった。リリーを取り巻くおやじたちのキャラがほんとにいい味になってきて、おやじ好きパラダイスなドラマで、非常にブラボーだ。

ちょっと細かいところをツッコむと・・・・冒頭のアリス殺害現場と最後の殺害シーンでは、アリスの赤いバンダナが落ちた位置が違う・・・
当時科学捜査の技術があれば、簡単にわかった事件がいっぱいあったんだろうなぁ。


【 ト リ ビ ア 】

★ Riveter Rosies
劇中に出てきたポスターは、アメリカの画家J.ハワード・ミラーの描いたもの。「イブニングポスト紙」の表紙画で知られるノーマン・ロックウェルの「Rosie the Riveter」をアレンジしたもので、当時これらの絵が評判になって軍需工場の女性たちは「Riveter Rosies」などと呼ばれた。
このエピのオープニングの曲も、それで「Rosie the Riveter」がフィーチャリングされている。
ちなみにこの「We can do it!」のポスター、「アリーmyラブ」の第3シーズンでルームメイトのレネが検事を辞めて独立、ウィッパーと弁護士事務所を立ち上げるが、レネはその事務所の壁にこれを貼っていた!・・・まぁ働く女性として元気が出る、かな?


【 脇俳優チェック 】

◆工場長の息子バディ1943年版 .... Lukas Behnken
今回は17歳の役だが、ありがちではあるが放送当時は25歳。
オルセン姉妹の「ザ・チャレンジ」に、メアリー・ケイトの彼氏役で登場している。「エバーウッド」の第3~4シーズンにトーファー役で6エピソードほど登場。
「グレイズ・アナトミー2」2話に登場予定なので、そこで再チェックしよう。

◆アリスの夫ネルソン・ミラー1943年版 .... Ian Bohen
「ドーソンズ・クリーク」第1シーズン3話「ファーストキス」に、ジョーイが惹かれた男性アンダーソン役で登場。ジョーイは「NYの寄宿学校に行ってるデボラ」と彼に嘘をついてしまう。
ケビン・コスナー主演「ワイアット・アープ」では若き日のワイアット役を演じている。他に「パールハーバー」など。

◆アリスの夫ネルソン・ミラー現在版 .... Joseph Campanella
50年代から俳優活動を行っており、キャリアは約50年。「ザッツ・ライフ~リディアの人生ゲーム」ではご近所のジョー役でサブレギュラー。
「ザ・プラクティス」では判事役、「愛の病院日誌」ではレギュラー出演など、出演作多数。「愛の病院日誌」の頃のお姿はなかなかシブイ。

◆リリーの友人の記者デイナ .... Myndy Crist
「FBI~失踪者を追え2」3話「フィアンセの素顔」では、婚約者に失踪されたクリスの元カノのサラ役。上流階級を鼻にかけたようなちょっとキツイ女性なので、夫のセラーズが妻の鼻を明かそうと裏で財テクしようとしてだまされてしまう。
「ER ?」9話「ドクター・ルーシー」でルーシーが家に押しかけてまでロマノに心臓移植手術執刀を同意させたのに、11話「ドミノ・ハート」で手術後経過が悪化して脳死になってしまい、他の患者に心臓をドミノ移植することになった心臓病患者ヴァレリー役。9話はクリスマスエピらしい感動的な場面だったのになぁとしみじみと回想。
スーパーチャンネルで現在放送中の「ブレイキングニュース」のレギュラーのジャネット役で、なかなか面白くてかなりいい演技なのだが、ドラマ自体が1シーズンで打ち切りになってしまったようで残念。
「CSI:マイアミ3」15話「猛獣の正体」では、ウルフもだまされたID泥棒に、IDを盗まれ人生をボロボロにされたので、追い詰められて偽者を殺してしまう本物のカーラ役で登場していた。
「シックスフィートアンダー」の第3~4シーズンにダナ役で4エピソード登場。
彼女は映画「タイムマシン」に出ているのだが、その登場シーンについてはこちらのページになかなかステキなまとめがあるのでご紹介。

◆工場長の秘書ドッティ1943年版 .... Jenna Fischer
WOWOWで昨年放送していた英国コメディ「The Office」のアメリカ版同名リメイクで、レギュラー出演している。あれかな、英国版でいうと受付のお姉ちゃんドーンかな。

◆夫を撃った女ファニー1943年版 .... Michele Hicks
「CSI:NY」第1シーズン2話「夜の獣たち」で、美術館のパーティに遅れてやってきてばったり倒れた、レイプ被害者ロビン・プレスコット役で登場していた。
モデル出身、というか元はクリスチャン・ディオール、ドルチェ&ガッパーナ、ジャンフランコ・フェレなどの一流どころの広告を飾るスーパーモデル。
「ザ・シールド」ではシェーンの恋人で、ストライクチームを振り回すのが得意技のマーラ役。

◆工場長の息子バディ現在版 .... Rance Howard
「ダヴィンチ・コード」「ビューティフル・マインド」「アポロ13」の監督Ron Howardの父。なので、「ヴィレッジ」で盲目のアイビー役を演じていたBryce Dallas Howardの祖父。
Ronの弟Clint Howardも俳優で、アニメ「くまのプーさん」でカンガルーのルーの声を演じているなど、芸能一家だ。
50年代から俳優として活躍してきたが、息子Ronの作品に脇で出演するようになり非常に出演作が多くなっている。「アポロ13」「インディペンデンス・デイ」「マーズ・アタック」など

◆工場長の秘書ドッティ現在版 .... Shirley Knight
「デスパレートな妻たち」の第2シーズンの1話から、亡きレックスの母、つまりブリーの姑のフィリス・ヴァン・デ・カンプ役で登場する。確か第1シーズンではブリーの台詞で、嫁ブリーのあまりな完璧ぶりを疎んじてあまり一緒にいたがらない、というキャラ設定が語られていたが、どうなるだろうか。
「アリーmyラブ4」14話「過ぎし日の恋」では、アリーの家の昔の持ち主ビンセントの恋人ヘレン役。老女へレンは昔の恋人の面影をビクター(Jon Bon Jovi)に重ねてしまうのだった。
映画では「エンドレス・ラブ」でブルック・シールズの母アン役を演じていた。「恋愛小説家」ではヘレン・ハントの母ビバリー役。
60年代の頃のお写真を見ると、・・・・えーと・・・うそぉん・・・。

◆アリス・ミラー .... Chad Morgan
「CSI:3」14話「狙われた部屋」では、婦女暴行未遂の被害にあったジョアン役で登場していた。恐怖のあまり怯えて部屋に閉じこもるが、キャサリンに説得されて証拠の採取にようやく応じられるようになる。
「TAKEN」ではエイリアン(Eric Close)の子ジェイコブを産んだサリー(Catherine Dent)の娘ベッキーの大人時代を演じている。

◆夫を撃った女ファニー現在版 .... Lois Smith
「マイノリティ・リポート」ではヘンテコな植物を栽培している科学者アイリス・ハイネマン博士を演じていた。
「キルトに綴る愛」ではウィノナ・ライダーに若き日の結婚の馴れ初めを語る老女ソフィア役。「デッドマン・ウォーキング」ではスーザン・サランドンの母役。
「ツイスター」ではヘレン・ハントの叔母メグおばさん役で、竜巻観測に夢中な姪をあたたかく見守るが、家を巨大な竜巻に破壊されてしまう。

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▶ Comment

>k-mmths03さんへ
そうですね、このドラマだと、「時間」の経過が人の心に及ぼす化学変化のようなものをいつも感じさせられます。
ほんと、このドラマについてはみなさん色んな感想がでてきて、それも楽しみの一つですね。

CSIは・・・(^_^;)主任があんまり出てこなかったので、どうもテンションあがりません。でもがんばります。

>cilverさんへ
あ!あれは予告編のイメージが強烈で、なぜか死んだように記憶してました(^_^;)訂正しておきます。
ご指摘ありがとうございます。

>うなさんへ
確かに、ちとユルイですね(^_^;)
無理して解決しなくてもっていう空気が最初はあったのかも。でも、ネルソンが嘘ついてたってわかったあたりから、リリーとスコッティが一気にエンジンかかってきましたね。おじいちゃんをあんなに責めなくても・・・と思ったら、最後は犯人だったわけで、刑事のカンはあなどれませんね。
ボスが生贄なのは、スコッティじゃあまりに小僧すぎで、ヴェラとジェフリーズじゃでかすぎるので、「昔の美青年」としてぴったりだというリリーのお見立てかなと(^_^;)。

>気楽で孤独さんへ
コールドケースは、いいひとがずっと抱いていた罪の意識を解放してあげるための捜査だったりすることもあるので、いい人が犯人ていうケースけっこうあるんですよね。ネルソンの気持ちは、きっと罪が明らかになったことで救われたんだと思います。
2006.07.12 19:42 | URL | くまぷー #79D/WHSg [edit]
こんにちは!!
…物語が始まり、現在のアリスの夫が出てきた辺りから、『犯人じゃない事を祈りたい』と思いながら見続けていたけど。。。。
ヤッパリって感じだったな
いい感じのおじいちゃんだったのに…
くまぷーさんの「今更ほじくりかえすこともあるまいに」……胸が痛いです。
2006.07.11 14:44 | URL | 気楽で孤独 #79D/WHSg [edit]
今回のように古い事件だと、チームの雰囲気がユルい気がするのですが、気のせいでしょうか。
リリーがスティルマンをダンスホールに連れて行ったのは、
そういうワケだったのですね(笑
若い男の子(ボス)を生贄に。。。

TBさせていただきました~
2006.07.11 01:56 | URL | うな #79D/WHSg [edit]
くまぷーさんの解説・感想を読んで,うっすらこのドラマの人物背景等が分かってきました。

60年も前の事件を調べるって時効がある日本に住むこっちにとってはなんだか変な感じが拭い切れないのですが…確かに「戦争が全てを変えた」のかもしれませんが,それ以上に60年という歳月がこの事件解決のために人々の状況や気持ちを変えたのかもしれないなぁと思いました。

ところで,Michele Hickがロビン・プレスコット役でCSI:NY(2話目)に出演したときって,パーティ会場の前で倒れはしましたけど亡くなりはしなかったんじゃありませんでしたか?
2006.07.11 00:24 | URL | cilver #79D/WHSg [edit]
コールドケース見ました。
犯人が、意外な人で驚きました。でも、やっぱり、罪の重さはかなり感じていたのかも・・・。

でも、真実を明かすのには、やはり多大なる時間が必要だというのが、このドラマをみて毎回感じています。

追伸。

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あと、CSIのレビューも楽しみにしています。。。
2006.07.10 22:55 | URL | k-mmths03 #79D/WHSg [edit]

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