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コールドケース2 第7話 「写真」

Posted by くまぷー(海外ドラマ) on 14.2006 コールドケース 5 comments 0 trackback
リリーの元に、アーティという男性が83年の殺人事件の再調査を依頼してきた。その事件はアーティのかつてのゲイの恋人ジェフ・カーンが絞殺されたものだったが、当時アーティはエイズを発症して余命半年と言われていたが、ジェフは健康体であった。しかしエイズパニックが起こっていた時代のため、ゲイに対する偏見のせいでろくな捜査も行われずに迷宮入りになっていたのだった。
アーティはもうすぐラスという男性と結婚することになっており、過去にきちんとけりをつけておきたいと考えたのだった。
ジェフはカーン財団の次男坊だったが、ゲイが許せない父から勘当されていた。兄のポールは理解を示して自分の婚約パーティにジェフを呼んでいたが、父により追い返されたということがあったという。
勘当で無一文だったジェフはバスハウスで働くなどしていたが、彼は正義感が強く、エイズをわざとうつしているカルロへの警鐘のちらしを店で配るなどしていた。
その正義感から、当時ジェフはゲイの名士たちを集めてパーティを開き、みんなで立ち上がるべきだと呼びかけていた。カミングアウトできない人々に、名前を公表すると脅していたという・・・・

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見終わってからタイトルを見て、「写真」・・・ってなんだっけ?と首をひねった。
・・・あぁ、フィンチがポールについて気づいたのが写真だったか。
カーン家の写真、そしてゲイの青年たちのひと夏のバカンスの写真。思わぬところの符合から秘密が明らかになり、そして壊れていくきっかけになった。
でも、考えないとつながらないってのもどうかなと思ったり。

1stにも秘められたゲイ関係が招いた悲劇というのがあったが(7話「ドラッグクイーン」)さらにエイズ問題がからむとさらに深刻だ。キリスト教では教義上ゲイは容認されないポジションにあるので、現在においてもそんなに事態が劇的に改善したわけではないだろうが、20年たってアーティとラスのように結婚式が挙げられるようになったのだから、彼らにとって多少なりとも時代はいいほうに向かってるということなのかな。
アーティにとっては自分にかかった容疑を晴らせた上に、ジェフの仇が取れたわけで、心置きなく幸せになってほしい。ラストに次々に関係者の表情を見るときに、一人でも幸せそうな微笑があると本当にほっとする。

アーティに対してポールは・・・
この兄弟について、聖書の「放蕩息子の帰還」になぞらえているわけだが、あれは弟の心の甘えと計算、それに乗せられてしまう父親の愚かさゆえの話だと思うのだが、それが聖書の教えとしては「兄が悔い改めるべき」となってしまうのはなかなかキツイものがあると思う。
ポールは色んなものを我慢して、失って、それでも弟のために理解と協力を示してきたのに。
失うことを恐れずに自分に正直に生きたジェフの生き方のほうがはるかに潔いのだが、殺人さえ犯さなければ、ポールの選択が最も人間らしく弱くて共感できてしまうような気がする。結果的に父親は二人とも息子を失う結果になってしまうのだから、本当に皮肉だ。父親は神の教えにのっとって子供を導こうとしただけなのだろうに。
神様は不公平で残酷なことをなさる。カルロが生き続けていることもそう。ひどく残酷で厳しい。

ジェフリーズの姪っ子はドラッグの静脈注射によってHIVに感染し、死亡したという。
彼の私生活についてはぽつんぽつんと語られるが、1stではディスコキングの横顔だけだったのが、2ndになってからは幸薄い側面が垣間見えて、切ない。これがスコッティやヴェラなら、ドラッグがらみの容疑者を尋問するとなると、あからさまに態度が冷たくなって怒鳴り散らしたりしそうなものだが、ジェフリーズは決して分け隔てすることなく接していたように思う。
ジェフリーズの不幸の重なりは、そのまま彼の懐を深くしているように思える。

で、予告によるととうとう来週からリリーの妹登場だ。
なんか荒んでたというか、ぱっと見「ヤクやってる?」って感じで・・・・リリーの悩みがより深くなりそうだ。今シーズンあまり掘り下げてなかったリリーの周辺に、やっとショベルカーが出動か?
・・・楽しみですね。


【 ト リ ビ ア 】

★ Rock Hudson
冒頭、ジェフの台詞で「ロック・ハドソンが肝臓がんだっていうウワサ」とあったが、実際にはRock Hudsonは85年にエイズで死亡している。彼は同性愛者であることを隠すために55年に偽装結婚する(3年後に離婚)くらいに人気商売にある同性愛者の悲哀の最先端にあった。結局エイズでの死亡は明らかになったが、すでに死の二年前の83年には「肝臓がん」と発表されていながらも、誰もそれを信じていなかったという状況だったわけだ。
Rock Hudson...オフィシャルサイトあり。映画「ジャイアンツ」「武器よさらば」などに主演し、ドラマでは「署長マクミラン」シリーズの主役マクミランでおなじみだった。

★ エイズキルト
ジェフリーズが見ていたサイトは、「エイズメモリアルキルト」運動のサイト。エイズによって失った人々の思い出をキルトにしてつなげることで、エイズに対する問題意識を喚起しようというもの。
ジェフリーズはそれのデータベース画像を見ていたようだが、8/13現在メンテナンス中で稼動していないようだ。

★ 「He was lost and is found.」
新約聖書「ルカによる福音書」15章11-32節の、「放蕩息子の帰還」に出てくる一節で「 For this my son was dead, and is alive again; he was lost, and is found.」(お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに 見つかったのだ)から。
この説話を元にRobert Wilkinsが作った曲「That's No Way to Get Along」をローリングストーンズが「Prodigal Son」というタイトルでカバーしている。歌詞の中にも「My son was lost but now he is found」とある。
Beggars Banquet


【 脇俳優チェック 】

◆被害者ジェフ・カーン .... Chad Donella
「CSI:5」12話「裏切り者に蛇の祈りを」では、老人を対象に詐欺まがいのテレホンショッピングを行うアポインター、ヴィンセント・デカルロ役。老人の孤独やボケにつけこんだあざとい商売をしたせいで、詐欺被害者と同じホームの老人に殺害された。
「名探偵Mr.モンク」第1シーズン19話(NHK放送順より)「容疑者は夢の中」では、爆死した被害者アマンダの弟リッキー・バベッジ役で登場。
「TAKEN」ではエイリアンのジョン(「FBI~失踪者を追え」のマーティン/Eric Close)とサリーの間に生まれた息子ジェイコブの大人時代(第5話以降)を演じている。
「ER」第5シーズン6話「共にいつまでも」では、血が固まる病気の患者ケヴィン。逮捕状が出ているために警官に引き渡さなければいけないが、グリーン先生が逃がしてあげた。
「FBI~失踪者を追え4」5話に登場予定。

◆パーティのゲイの名士 .... Paul Ganus
フィンチらと一緒にジェフのパーティに出席していた、名士の一人。「ロナルド・レーガンは云々」とジョークを飛ばしていた人物。
オフィシャルサイトあり。「CSI:5」3話「天使の生き血」で家出したリンゼイを保護した巡査役で登場。6話「青の衝撃」でも制服警官役と細かく出演し、第6シーズンの4話にも登場予定。
「ダラス」ファイナル14話~16話にデリック役で登場など、80年代から色々細かくゲスト出演作品がある。

◆アーティの婚約者ラス現在版 .... Pete Gardner
「CSI:NY」第1シーズン18話「狙われた委員会」の白タク運転手殺害事件で、タクシー車内に落ちていたガムつき名刺の元もとの持ち主役。ストリップ劇場でストリッパーサバンナに名刺をあげたが、彼女はそれをガムを捨てるのに使ったのだった。

◆バスハウスのオーナー、バーニーの現在版 .... Michael Kagan
「フレンズ 7」4話「レイチェルのアシスタント」で、ジョーイにドレイク・ラモレーの双子役での復活を持ちかけた「愛の病院日誌」のプロデューサー、テリー役で登場していた。ジョーイはすぐに役が復活することが決定してるものと思っていたが、テリーは他の人と同じようにオーディションをやろうとしたため、ジョーイは話しをけってしまう。
他に「ER」「ザ・プラクティス」「アリーmyラブ」などの出演がある。「ザ・ホワイトハウス」には第5シーズンに2エピFBI職員役で出演予定。

◆アーティ現在版 .... Jay Karnes
「ザ・シールド~ルール無用の警察バッジ」に、オーランド(ダッチ)・ワーゲンバック刑事役でレギュラー出演。
「アリーmyラブ3」16話「真心のすべてを」では、妻が整形手術をしていると新婚初夜で気づいたため、婚姻無効の申し立てをしたサイモン・プルーン役を演じている。(この訴訟の最終弁論の時ビリーが倒れ、息を引き取る)

◆保守派コラムニストカーソン・フィンチ .... James Morrison
オフィシャルサイトあり。「24」の第5シーズンにビル・ブキャナン役(次期CTUのLA支局責任者らしい。ミシェルとかメイスンポジション?)でレギュラー出演。
「CSIマイアミ2」7話「死のピットイン」では、レーシングチームのスポンサー「ジュネー」のオーナーチャールズ・ジュネ役で登場していた。

◆カルロ現在版 ....  Randy Mulkey
オフィシャルサイトあり。「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」の第1シーズン第1話「予知夢」で、遺体のありかを透視しにテキサスまで出向いたアリソンのホテルに早朝やってきて、ハリケーンが来たので迎えに来ましたと説明してくれたレンジャー隊員役が彼。役が幅広いなぁ。

◆バスハウスのオーナー、バーニーの83年版 .... Paul Parducci
オフィシャルサイトあり。自分でブログも開設してます。
「BONES」第1シーズン5話「小さな死体」で、冒頭事件現場の説明をしてくれた警官役で登場。「デスパレートな妻たち」第1シーズン22話「別れ道」では、イーディをナンパした現場作業員サイラス役。イーディは一度は「あなたはマイナー、私はメジャー、リーグが違うの」とこっぴどく振ったものの、マイクとスーザンの同棲に嫉妬して、つい勢いでデートをOKしてしまう。

◆美少年カルロ83年版 .... Russell Sams
また偶然の「二時間続き出演」が発生。
このエピの前の枠に放送された「CSI:5」17話「制御不能」で、冒頭フライトアテンダントのマーサがホテルに帰ってきたとき、「マーサと呼んで」と言われていやらしげな視線を投げかけて「こいつ怪しい」と思わせた、フロントクラークのボーイ役が彼。
全然同一人物に見えなかった~!CSIとこれは約半年違い。

◆ジェフの兄ポール現在版 ....  Albie Selznick
「デスパレートな妻たち」17話「届かない言葉」では、リネットのママ友で聾唖者のアリッサ(Marlee Matlin)の夫デニス役を演じていた。妻の耳が聞こえないことをいいことに、一緒にいるリネットたちに妻の愚痴悪口を聞かせるというひどい夫だった。
「CSI:NY」第1シーズン16話「口止め」では、SMクラブを夫婦で経営している、女主人ジェニファーの夫役で登場していた。
「CSI:科学捜査班」21話「悪魔に魅入られた女」の移動遊園地で少女が溺死した事件で、少女の母の恋人で弁護士のヤング役。
「CSI:マイアミ」8話「一家惨殺の怪」では、末娘と父親だけが生き残った一家惨殺事件の、一家の父親ジェイソン・キャプリン役を演じていた。殺害の順番をたどると真犯人は実は・・・・という話。
「コールドケース2」7話、「FBI~失踪者を追え4」9話に出演して、とうとうブラッカイマーカードのフルハウスを成立させた。。
「ブルック・シールズのハロー!スーザン」では友人夫婦の夫ベン役で2~3シーズンにサブレギュラー。しかし子作りに励んでいたら腹上死させられるというかなりひどい退場を。「24 ?」にも2エピソード登場している。

◆ジェフの兄ポール83年版 .... Brian Wedlake
「CSI:マイアミ2」5話「空白の一時間」では、バー「トルコス」の共同経営者ジャスティン・セイヤーズ役で登場している。トルコスの経営権の売買でもめて殺害されてしまう被害者。

◆アーティと同病室の少年の父現在版 .... Cliff Weissman
「CSI:NY」第1シーズン20話「需要と供給」では、ひどく拷問され殺された被害者学生ウィルの父で登場していた。ウィルは麻薬の売人をやっていて取引のトラブルでもめたのではないかと疑われたが、父は息子の無実を信じ続け、マックがその無念を晴らした。最後に父とマックは一緒にウィルの部屋の片づけを手伝うのだった。
「堕ちた弁護士 ニック・フォーリン」の第2シーズン9話ではアルヴィンが酒に溺れた時のバーテンダー役、第3シーズンでは別の役で2エピに登場している。
「24」でも第2、第4シーズンにそれぞれ脇でレスキュー隊員やメカニックで登場。
「FBI~失踪者を追え4」23話に登場予定。
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▶ Comment

>miyakoさんへ
なかなか壮観な結婚式でしたよね(^_^;)
「フレンズ」のレズビアン・ウェディング以来の見ごたえのある(?)光景というか。
自然の摂理に反していても求め合う人がいる以上は、もはやそれも自然の摂理のサークルの中なのかもしれません。

>yasishiさんへ
ダッチとアルマディーヨ・・・どうだったでしたかね(^_^;)そういう細かい楽しみもあって面白いですね。
兄が弟っていうのは、この話だと「放蕩息子の帰還」ですが、アベルとカインを連想したりもするのでしょうかねー。聖書の掘り下げは深くなるとついていくのが難しいですが(^_^;)

>がろとさんへ
元曲のPVをYoutubeで探したのですが、ブリジット・ジョーンズのほうのしかなくてがっかりでした。
いい曲ですよねー、元気出るし。今回のオープニングにぴったりでしたね。

>JUNさんへ
あぁ、そっちの「写真」もありましたね。
しかしあのキルトは誰かが気づいたりしなかったのかなぁと思ってしまいました。あれでポールが出してたってことで、ゲイ仲間もあんまり見たりはしなかったってことなんですかね。
2006.08.18 17:18 | URL | くまぷー #79D/WHSg [edit]
「写真」ってのはネットで見たエイズキルトの事を指してます。
放蕩息子のたとえの意味を知ってればキルトの中の言葉がそのまま兄の犯罪の告白になっている、って事が判りますよね。



2006.08.18 02:28 | URL | JUN #79D/WHSg [edit]
CCの日本語エピソードタイトルは
いつもすっきりしてて気持ちがいいなぁと思いますが
今回はまさにIt\'s Raining Menでした。
あの曲MCも含めて大好きなんですよね。
ウェーザー・ガールズも恐怖の一発屋でしたが。
ダッチ(ではない)の結婚式に感動。
時代はすっかり変わりました。
2006.08.16 19:10 | URL | Garoto #79D/WHSg [edit]
そういえば、ダッチとアルマディーヨは対面したことあったかしら?と「シールド」がらみで楽しませていただきました。
このお話とベガスの「制御不能」を続けてみてしまい、両方ともお兄ちゃんが弟を…という偶然のリンクを体験してしまいました。
多くの人がそうですね(笑)
2006.08.16 10:14 | URL | yasishi #79D/WHSg [edit]
男女が結婚するからこそ、子孫繁栄していくわけですよね。その観点から見ると、同性のカップルって、自然の摂理に反するわけですよね。でも、それでも二人が結ばれるのは、人生のベストパートナーが偶々同姓であったといだけの事でしょう。しか~し、病気は怖い。そう言った行為で死に至る病気に感染するのであれば、やはり自然の摂理に反しているからなのでしょうか。。。む、難しい。
ラストの結婚式、同じ境遇の人達から祝福されていましたね。どんなカップルも末永く幸せにと願いました。
2006.08.15 15:49 | URL | miyako #79D/WHSg [edit]

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